7/11原水爆禁止四国大会in香川・オンライン
7/11(日)「原水爆禁止四国大会」が香川をホストにオンラインで開催され、四国4県から参加。
大会では各県のとりくみ報告があり、愛媛から「松山市議会での意見書採択」「今年の平和行進での前進点」「原爆死没者合同慰霊祭」「わたしたちの平和運動」などを報告。
記念講演では、日本原水協常任理事の川田忠明さんを講師に「核兵器禁止条約を力にどう前進するか―原水爆禁止2021年世界大会の意義―」のテーマで講演いただきました。
講演では、①コロナ禍で世界の希望を示す大会。核兵器禁止条約は新しい世界への希望、大国主導からすべての国が対等にという世界の見方への示唆。かけがえのない世界の連帯した力を示す1つが世界大会。
②核対決を阻止する大会。原水爆禁止運動の課題は破滅の危機を知らせ、その回避の代案=禁止・廃絶こそが最も現実的。条約に大国が入っていないとするが、それ以外の国が入れば影響を与える。条約批准国が増えれば大国の国際的な作戦に支障が出る。
③禁止から廃絶への展望を示す大会、核保有国と同盟国の政治を変えていく。
④被爆国・日本を変える大会。日本の条約参加をどう実現するか、国民多数の意思は参加75%とはっきりしている。日本が法的な理由で条約に入れないわけではないと国会でも答弁。自衛隊・日米安保支持であっても核兵器はダメと賛同できる世論を広げよう。
補足)平和・核軍縮とジェンダー視点。平和構築・運用のためにはジェンダー平等が必要、地域紛争の交渉では女性グループが交渉に強い影響を与えられる場合にはほとんどの交渉が合意に達し、児童福祉・教育・食糧安全保障を構築し、長期的な安定に大きく貢献している。軍縮の促進にはジェンダー平等の視点が必要、などの話がありました。
最後に来年開催県の高知の代表より閉会あいさつがあり、大会を閉じました。