8/5千羽鶴を海外へ送るつどい
8月5日「“平和の使者”千羽鶴を海外へ送るつどい」を開催し、20人が参加しました。
毎年、原爆投下の日またはその前後に「平和行進実行委員会」が毎年開催してきた集会で、今回で32回目になります。平和への願いを込めて折られた千羽鶴約20万羽を今年は2カ国(イタリア・フィリピン)3団体へ送りました。
はじめに原爆と戦争の犠牲者を追悼し黙祷。
今井平和行進県実行委員長が「今年1月22日に発効した『核兵器禁止条約』はすでに55カ国が批准している。日本も一刻も早く参加し批准すべきであり、それまでは少なくとも締約国会議にオブザーバーで参加するよう求めたい」とあいさつしました。
広島で被爆した、胎内被爆者で県原爆被害者の会事務局長の松浦秀人さんが「母から聞いた被爆体験」と題して、自身の母親から、また県原爆被害者の会でお世話する中で聞いた被爆体験などを話してくださいました。
「被爆当時大人だった人は子どもだった人より深刻な悩みを抱えてその後の人生を歩んできた。原爆ブラブラ病、就職・結婚差別、突然の発病で死に至る恐怖、子孫への影響など…」「老いた私たち被爆者は核兵器も原発もない社会への道筋を見届けたい」など、体験談と自身の思いを語りました。
このほか、平和行進のまとめ報告、コープえひめ・新日本婦人の会・愛媛医療生協・県原水協などから平和活動の報告がありました。
千羽鶴は、今年送ったものと昨年までの合計で、33カ国91団体514万1千羽になりました。
実行委員会からの手紙を添えて、各国へ送付しました。