愛媛を歩こう!国民平和大行進

核兵器のない世界をめざして、一歩でも二歩でもご一緒に歩きましょう!

6/12松山行進

核兵器禁止条約の効力実現へ、みんな一緒に運動進めよう
6月12日(土)
松山行進

 

 6月12日、曇り空からときどき日が差す絶好の行進日和に、石手川公園原爆慰霊碑前に約70人が集まりました。

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松山行進のようす

 原水協、新婦人、医療生協、年金者組合、県国公、自治労連、愛媛労連、建交労、県教組、平和委員会などから参加。松山市議も参加。愛媛新聞社が取材。

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松山行進参加者

 愛媛合唱団による「原爆許すまじ」「青い空は」の歌声で開会。戦争と原爆の犠牲者に対し、黙祷を行いました。

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黙祷

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今井・平和行進県実行委員長

 今井正夫・実行委員長は「今年1月、条約が発効し54カ国の批准にいたった。核軍縮を超えて核の廃絶・全面禁止を明記した素晴らしい条約。ずっと一貫してこれを求めて運動してきたことが発効につながった。自治体の行ってきたパネル展や懸垂幕など小さなことだけれど、こうしたみんなの思いが届いたと言える。地雷やクラスター爆弾も今では公然と使う国はない。核兵器もそうなってほしい。核兵器がなくなる日までご一緒に運動をつづけていきましょう」とあいさつ。

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永瀬・原水協理事長

 永瀬勉・原水爆禁止愛媛協議会理事長は「核兵器禁止条約批准国は今54ですがさらに10ぐらいの国が年末に向けて批准へ向けた準備をしているとのこと。日本政府は、アメリカの核で脅してもらおうと、核の傘に入っていて、批准していない。コロナが蔓延する中でも核兵器国は軍事費を増やしている。核兵器では人の命は救えない。来年の1月、ウィーンで第1回締約国会議が開かれる。日本政府にはぜひオブザーバーで参加してもらいたい。日本国民の7割が日本の加盟を望んでいる。日本が加盟したら核廃絶に貢献できる。条約を批准できる政府になるよう総選挙で民意を示そう。原水爆禁止四国大会・世界大会にぜひ参加を」とあいさつ。

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松浦・県原爆被害者の会事務局長

 松浦秀人・愛媛県原爆被害者の会事務局長は「被爆者は年々減っている。愛媛で511人、平均年齢も83歳を超えた。何年か前までは何人か平和行進に参加できていたが今はもう難しい。胎内被爆の私が75歳。今、各地で被爆証言をされている方たちは、おじいちゃんやおばあちゃんだけれど、被爆当時は10歳以下の子どもだった。もうひと世代上の被爆者の方々がより切実で大変な被爆体験をなさっている。原爆ブラブラ病などといいますが、体がしんどくて働けないこともあり、それでも生活していかなければいけなかった。戦争中とはいえ普通の生活を送っていたところへ、いきなり原爆を落とされて広島で14万人の方が亡くなっている。巨大な規模の殺りく兵器で、破壊兵器だ。76年たってもガンや白血病にさいなまれている。みんな子や孫への影響を心配し続けた。原爆の子は20歳まで生きられないといわれ不安な中を生きてきた。核兵器禁止条約に実効性を持たせていくためにも、引き続きみなさんと一緒に私たち被爆者も生きている限り運動を続けたい」とあいさつしました。

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松山行進を沿道から

 行進は、シュプレヒコールなしで、慰霊碑前から立花橋~県立中央病院前~陸橋・中の川~松山市駅前まで行進、宣伝カーの先導で市民にアピール。松山市駅前まで約1.5キロを行進。愛媛合唱団のメンバーが後尾から生演奏で、「青い空は」「原爆を許すまじ」「明日への伝言」「祈り」「夾竹桃のうた」「ねがい」「折り鶴」「ヒロシマの有る国で」などを歌って激励。

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愛媛合唱団のみなさん

 市駅前の閉会集会では、川西さん(新婦人)、坂本さん(医療生協)、宮尾さん(県国公)などが、この間の署名活動や日本政府に条約参加を促すための今後の運動への決意表明をしました。

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市駅前にてスタンディングアピール

 県内をほぼ通し行進している坂東啓司実行委員(石井9条の会)が、南予自治体要請の特徴を報告し、「来週も中予東予の行進に参加し、香川県に引き継ぐまでがんばります」と決意表明しました。小路貴之松山行進実行委員長は、今年3月議会で、松山市が国への意見書決議を採択したことに触れ、「明日からまたそれぞれの立場で核兵器廃絶の運動を進めていきましょう」と閉会のあいさつをしました。

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市駅前スタンディングアピール

 コープえひめからジュースの提供をいただき、街頭カンパもたくさんのご協力をいただきました。

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集合写真