5/12松山行進
5月12日、松山市を平和行進しました。
愛媛合唱団のうたごえ、黙祷に続き、県実行委員会の和田宰副実行委員長が「ウクライナ紛争についてプーチン大統領が核使用に言及したり、トランプ大統領が小型核の開発を進めたりしている。核保有国の危険な動きを押しとどめ、核廃絶への着実な歩みをこの行進で作ろう。世界の良心の求める願いを実現するため一緒に歩きましょう」とあいさつしました。
県原爆被害者の会の松浦秀人事務局長は「被爆から74年たった今も苦しみは続いている。放射線は、がん、白血病だけでなく様々な病気を引き起こしている。被爆者は命のある間に、目の黒いうちに核兵器をなくしたいと切望している。毒ガスや生物兵器の禁止条約も最初は少数の国の署名で始まったが成立した後にはすべての国が条約に拘束されている。核兵器廃絶もこうありたい」と呼びかけました。
約100人で石手川から銀天街、松山市役所地下駐車場まで、合唱団の明るい歌や県原水協の本藤さんのリズミカルなシュプレヒコール「平和がいいね」「政府は被爆者の声をきけ」などに合わせて声を響かせながら行進しました。
地下駐の終結集会では、県国公、民医連、新婦人から決意表明があり、松山原水協事務局長の小路貴之さんが「6/15~16の四国大会(松山開催)や8月の世界大会へ多数参加し成功させよう。核兵器禁止条約に署名をする政府をつくろう。来年はニューヨークでも世界大会が開かれるという動きになっていて、核廃絶へ向けて、いよいよ胸突き八丁にさしかかっている。米朝首脳会談を再開させ、核兵器に頼らなくてもいいと確信できる世の中をつくろう」と閉会あいさつしました。
行進後、コープえひめから冷たいジュースが配られました。
5/10伊方町、大洲市、内子町で要請・行進
伊方町では総務課総務管理室長、議会事務局長さんに対応いただきました。
実行委員会から、核兵器禁止条約、来年NPT再検討会議も開かれるので平和にむけた取り組みを強化してほしい。「ヒバクシャ国際署名」も毎年平和行進を行うことなどで少しずつ自治体で署名が広がっていることなどにもふれ、「ヒバクシャ国際署名」のお願いもし、要請。
伊方町からは、「ヒバクシャ国際署名は持ち帰り検討する」、議会からは「署名は議長にも話をする。署名されれば送付します」と返事があり、実行委員会から「核兵器廃絶という部分でお願いしたい」と再度要請しました。またペナントへの協力をお願いし、協力いただきました。
宣伝カーで庁舎周辺で宣伝行動を行いました。
大洲市では、総務部長・同課長、議会事務局さんに対応いただきました。
大洲市からは、「継続した運動に敬意を表します。署名についても内容・主旨は理解したので、市長へ伝えます」「平和行政では非核自治体宣言を行っています」などのコメントがあり、「活動が続いている反面、被爆者も亡くなっていく方もいる。引き継いでいく、語り継いでいかなければならない必要を感じる」などのやりとりもありました。
要請後に宣伝カーも使って、大洲の国道で宣伝行動を行いました。
内子町では、副町長、総務課職員さんに対応いただきました。
要請後、内子町本庁から町並みを歩き、途中車で移動して、内子分庁から福祉会館までと、断続した行進を行いました。
5/9西予市、八幡浜市で要請・行進
西予市では総務部長・課長さんに対応いただきました。
実行委員会から、来年被爆から75年、NPT再検討会議も開かれることなどにもふれ、要請。
西予市からは、学校の平和教育を行っており、小学校の修学旅行で広島・長崎を訪れ、小学生が発表を広島にしに行ったりしている。自分たちの暮らしを守るためにも平和行政のとりくみしている。最近広島の平和公園を訪れたが、外国人観光客が多く、涙を流して見ている人も多く印象的だったなどのやりとりがありました。
また昨年の豪雨災害からの復興計画のこと、伊方原発が近くにあり防災訓練も施行していることや、原発問題は難しいが原発の状況の説明をし皆が認識しつつある、3.11で関東から西予に戻ってきたが伊方原発がある。災害や何かあった時にどうしていいのかわからない人が多いなど参加者とのやりとりがありました。
要請後、昼休みに行進を行い、西予市役所周辺を一周しました。
八幡浜市では、総務部長・課長さんに対応いただきました。
平和行進が愛媛は今年60回目の行進で、来年は戦後75年であることなどにもふれながら要請。
八幡浜市からは、原爆パネル展を毎年行っている。必要時にはパネル貸し出しもできることなど回答がありました。また全ての小学校で修学旅行は広島・長崎に行くようにしている。(伊方原発事故時の)住民避難計画については取り組み中で、14の施設に市の避難所確保済み。
子どもたちに知ってもらうという形が大切。戦争がいけないということを実感してもらう。脳が真っ白な時に、戦争という出来事があったことを知ってもらう必要がある、GWの10連休で10万人が原爆ドームに来館したという報道もありましたね、などのコメントがありました。
要請後に八幡浜市役所周辺を一周しました。人通り、車通りが多く気を付けて行進しました。
5/8松野町、鬼北町で要請・行進
5月8日、松野町で要請・行進、鬼北町で要請しました。
松野町では、坂本浩町長、赤松紀幸議長に対応いただきました。
要請主旨の説明の後、坂本町長から「少し前まで100才近い方が子どもたちに、中国やインパール、南方での戦争体験を話す活動をしてくれていたが、亡くなってしまい、伝えることが難しくなってきた」と話されたので、参加者から「原爆と人間」パネルの購入を勧めました。
懇談では、「昨年、豪雨災害の時の自衛隊の活動はありがたかった。人命救助などで信頼されている自衛隊が海外でアメリカと一緒に戦争するようになってはいけない」「安保法、集団的自衛権などで以前の自衛隊とは役割が様変わりしている」ことなどを話し、その中で個人的な意見として、「『シビリアンコントロール』とはいうが、今はシビリアンの方が危険ではないか。わかっていない人が指揮を執ることを求められるのではないか」などの意見も参加者から話されました。
国会でも話題となった「自治体の自衛隊への協力」について、松野町では庁舎の懸垂幕「平和を守り、未来を創る。陸・海・空 自衛官募集中」など2本が掲げられ、また日本カワウソと鯛とキジと思われるかわいい生き物が陸海空の制服をきているイラストつき。 募集案内を送るための住所と名前を紙ベースで自衛隊に渡しているとのことでした。
要請後に庁舎周辺を行進しました。
鬼北町では、総務財政課長、教育課長補佐、程内覺議長に対応いただきました。
鬼北町でも、町長・議長ともヒバクシャ署名にはすでに署名いただいています。
課長から「核がこれ以上世界に拡大していかないよう努力することが大事」とコメントがあり、平和行進パンフの中の愛媛民報の記事(低空飛行)が話題に。課長から「低空飛行は騒音や墜落の心配などがある。親戚の子が自衛隊員で、訓練中の音や光で耳や目を悪くしている」などの話がありました。
また、記事中にあった、1989年野村にFA18が墜落したのを当時取材したという参加者が「どこにでも起こりうる事故の危険やオレンジルートについて」など話し、よく落ちるといわれるオスプレイへの不安などで対話が続きました。
「子どもたちへ原爆被害のすさまじさを伝えたい、パネル購入の検討材料にしたい」と、学校教育課の方が「原爆と人間」のパネルを数枚並べて写真を撮る一幕もありました。
「自治体の自衛隊への協力」については、ロビーに「自衛官候補生願書受付中」ののぼり旗があり、鬼北町のゆるキャラ「きほくん」と「きじの助」のイラスト。これは常時立ててあり、2カ月に1回ぐらいは自衛隊が「お誘いコーナー」としてロビーを使い、名簿の提供もしているとのことでした。
鬼北町では行進ができませんでしたが、来年以降できるようなら、道の駅「森の三角ぼうし」周辺を歩くこともいいかもしれないとの意見も出ました。
5/7愛南町、宇和島市で要請・行進
愛南町では、総務課長補佐さんに対応いただきました。
参加者が要請書に基づいて、特に平和行政について要請。同席いただいた西口議員も平和宣言にふさわしい町としての行動を求めたいと質問していきたい旨の発言をされました。また、平和教材も視聴していただきたいと提案したところ、「調べます」と回答がありました。
宇和島市では、総務部長さん、議会事務局長さんに対応いただきました。
要請を行い、特に「原爆と人間」パネルの購入を強く薦めました。
また地元参加者が伊方原発の危険の問題を訴え、市として運転中止にむけて行動すべきではないかと話しました。
宇和島城をぐるりと1周し、かなり長い距離となりましたが、宣伝カーが並進してアピール力のある行進となりました。
5/6高知・愛媛県境で出発式~愛媛コーススタート
5月6日(月)、高知・愛媛県境で今年の平和行進四国コース(愛媛→香川、高知→徳島)が2コース同時にはじまりました。
今年は、東京の夢の島、北海道礼文島と同じく全国最初のスタートとなりました。