愛媛を歩こう!国民平和大行進

核兵器のない世界をめざして、一歩でも二歩でもご一緒に歩きましょう!

海外へのお手紙 2023年

Dear fellow peace-lovers
2023年千羽鶴を海外へ送るつどい」でのお手紙

Dear fellow peace-lovers.

Although Russia has made threats suggesting the use of nuclear weapons in its invasion of Ukraine, the Nuclear Weapons Convention, a long-held wish of the Hibakusha, entered into force on 22 January 2021, and the number of countries that have signed and ratified the treaty has increased since then. Currently 92 countries have signed and 68 countries have ratified the Treaty (as of 9 January 2023), and participation in the Treaty is growing. On 21-23 June 2022, the First Conference of the States Parties to the Nuclear Weapons Convention will meet to chart the way forward for the full and effective implementation of the Treaty, with signatories and observer states, It was attended by a wide range of other observers, hibakusha and civil society representatives. This was made possible by the steady and steady grassroots efforts of Hibakusha and other people who aim for a peaceful world free of nuclear weapons, including signature drives. The adoption of opinion letters to peace administrations and governments promoted by local governments was also a major force. The road to nuclear abolition was paved by civil society and governments working together.

 

We strongly urge the Government of Japan, the only country to have been exposed to war, to join the Treaty, and hope that it will appeal to the people of the world who have not joined the Treaty and spread sympathy for nuclear abolition, spreading the cruelty and inhumanity of nuclear weapons to the people of the world and bringing about new action and change that will move their own governments.

 

We, the Ehime Prefecture Executive Committee of the National Peace March against Atomic and Hydrogen Bombs , have been organising peace marches for 64 years, wishing for world peace and the abolition of nuclear weapons as a nation of atomic bomb survivors and Japanese citizens with a constitution that renounces war. This year again, the march visited all municipalities, and more than 340 people, including A-bomb survivors, marched. At the same time, we have been involved in the campaign to send 1,000 paper cranes, "Messengers of Peace", overseas, and 200,000 paper cranes have been sent this year.

 

A thousand folded paper cranes are a symbol of long life in Japan, where it is said that cranes live for a thousand years and turtles live for ten thousand years. In Hiroshima Peace Park there is a statue of the Children of the Atomic Bomb: Sadako Sasaki, who was exposed to the bomb at the age of two years and eight months, suffered from acute leukemia and continued to fold cranes to express her wish to live, but died at the age of 12. The folded paper cranes contain her determination not to create another Hibakusha.

 

This year these 1,000 paper cranes will be sent to your organisation. So far, 5,391,000 paper cranes have been sent to 91 organisations in 33 countries. We sincerely hope that these paper cranes will be useful for your grassroots anti-nuclear peace movement. We would be very grateful if you could let us know about the arrival of these 1,000 paper cranes and how your peace movement is going.

 

No More Hiroshima! No more Nagasaki! No more Hibakusha!

 

2023 The committee of The Great Peace March of Ehime Council

Against Atomic & Hydrogen Bombs,

The Chair Masao Imai                                                                                                   

                                                                                        

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 平和を愛する仲間のみなさんへ

 

ロシアはウクライナ侵略における核兵器使用を示唆しての威嚇を行っていますが、被爆者の悲願であった「核兵器禁止条約」は2021年1月22日に発効し、その後も署名・批准国は増えています。現在92カ国が署名、68カ国が批准(2023年1月9日現在)しており、この条約への参加が広がっています。2022年6月21~23日には、核兵器禁止条約第1回締約国会議が、この条約の完全かつ効果的な実施のために進むべき道を示すために、署名国やオブサーバー国、その他オブザーバー、被爆者、市民社会の代表など幅広い参加で開催されました。ここに至るには、被爆者自身をはじめ核兵器のない平和な世界をめざす人々の、署名活動など草の根からの地道で着実な運動がありました。自治体のすすめる平和行政や政府への意見書採択も大きな力となりました。市民社会と諸国政府が力を合わせて切り開いた核廃絶への道です。

 

私たちは、唯一の戦争被爆国である日本政府に条約参加を強く促すとともに、参加せずにいる世界各国の人々に核兵器の残虐性、非人道性を訴えて核廃絶への共感を広げ、自国の政府を動かすような新たな行動と変化が生まれることを希望しています。

 

私たち原水爆禁止国民平和大行進愛媛県実行委員会は、被爆国であり、戦争放棄憲法をもつ日本国民として、世界の平和と核兵器廃絶を願い、64年間平和行進を続けています。今年も全自治体を訪問し、被爆者をはじめ340人をこえる県民が行進しました。同時に「‟平和の使者”千羽鶴を海外へ送る運動」にとりくみ、今年も20万羽の折り鶴がよせられています。

 

千羽鶴は、日本では「鶴は千年、亀は万年」と言われ、長命の象徴です。広島平和公園には「原爆の子の像」があります。2歳8ヶ月で被爆した佐々木禎子さんは、急性白血病になり、「生きたい」という願いを込めて鶴を折り続けましたが、12歳で亡くなりました。折り鶴には、「再び被爆者をつくらない」という決意が込められています。

 

この千羽鶴を今年は貴団体へお送りします。これまで、世界33カ国91団体へ、5,391,000羽を送っています。みなさんの草の根からの反核平和運動に、この折り鶴を役立てていただくことを心から希望します。この千羽鶴の到着とみなさんの平和運動の様子などお知らせいただければ幸いです。

  

ノ一モア・ヒロシマ!ノ一モア・ナガサキ!ノ一モア・ヒバクシャ!

 

2023年原水爆禁止国民平和大行進愛媛県実行委員会

                 実行委員長  今井 正夫

8/9今治市原爆死没者慰霊祭、8/5今治で原爆パネル展

小学生も参加し慰霊の献花。核兵器廃絶を市民にアピール
8月9日(水)
今治市原爆死没者慰霊祭」
8月5日(土)
今治・原爆パネル展」

今治市原爆死没者慰霊祭

今治市では8/9(水)今治城公園にある原爆死没者慰霊碑前での「原爆死没者慰霊祭」に、小学生を含め45人が参加。黙とうの後、今治原水協の大澤会長が主催者あいさつし、広島市長、長崎市長今治市長、今治市議会議長のメッセージが紹介されました。県原爆被害者の会・松浦事務局長、今治市越智郡原爆被害者の会、今治労連、新婦人今治支部から発言があり、参加者全員が献花しました。

今治での原爆パネル展

8/5(土)には「おんまく祭り」でにぎわう銀座商店街で、新婦人今治支部が「原爆パネル展」を開催し、核兵器廃絶を市民にアピールしました。

 

8/9千羽鶴を海外へ送るつどい

核兵器原発もない世界を、海外にも願いを贈る
8月9日(水)
「“平和の使者” 千羽鶴を海外へ送るつどい」

集合写真

8月9日「“平和の使者”千羽鶴を海外へ送るつどい」を開催し、17人が参加しました。

 

毎年、原爆投下の日またはその前後に「平和行進実行委員会」が毎年開催してきた集会で、今回で33回目になります。平和への願いを込めて折られた千羽鶴約18万羽を今年は2カ国(フィリピン・フィンランド)6団体へ送りました。

このとりくみは1990年からはじまり今年で34年目です。

積み上げられた折り鶴

はじめに原爆や戦争の犠牲者に対し黙祷。今井平和行進愛媛実行委員長は「ロシアのウクライナ侵略、核兵器による威嚇があっても核兵器禁止条約への批准国は着実に増えている。愛媛から海外へ核廃絶の思いをのせて折り鶴を届けよう」などあいさつ。

 

はじめに原爆と戦争の犠牲者を追悼し黙祷。

今井実行委員長あいさつ

今井平和行進県実行委員長があいさつし、続いて今年の平和行進の経過と成果などの状況について報告しました。

松浦さんが母の被爆体験などを発言

愛媛の平和行進の特徴の報告の後、「被爆者の体験を語る」として、広島で胎内被曝した松浦秀人さん(77)が母親の体験と戦後も世代をこえて体をむしばむ原爆の恐ろしさを語りました。「被爆時に周りには死体や重傷者が多数、医師も何もないなかで生者か死者かの判断しかできない状況。母はその光景を怖いと思わず、ただただ何もしてあげられなくてかわいそうと思いながら歩いた」「原爆被爆者が体験を語る場合に、あの日あの瞬間を思い出すことがどれほど苦しくて辛いか。しばらく夢に見たり、寝られなかったりする」「原爆の恐ろしさは巨大な殺傷力・破壊力にとどまらず、戦後も数十年体を蝕み、子や孫も蝕む不安がある非人道的兵器」「原爆と原発は双子の兄弟、核のない安心して暮らせる社会を」など話されました。

 

このほか、コープえひめ・新日本婦人の会・愛媛医療生協などから平和活動の報告がありました。

 

写真撮影の後、各団体へ送るために県内で集められた折り鶴と手紙を同封して箱詰めする作業を行いました。

箱詰めの様子

今年は県内の個人や団体が折った約18万羽の千羽鶴が集められ、「平和の使者」としてフィンランドとフィリピンの6つの反核平和団体に向けた発送作業が行われました。

 


実行委員会からの手紙を添えて、各国へ送付しました。

今年送ったものと昨年までの合計で、33か国97団体562万1千羽を贈りました。

8/9千羽鶴を海外へ送るつどい

核兵器原発もない世界を、海外にも願いを贈る
8月9日(水)
「“平和の使者” 千羽鶴を海外へ送るつどい」

集合写真

8月9日「“平和の使者”千羽鶴を海外へ送るつどい」を開催し、17人が参加しました。

 

毎年、原爆投下の日またはその前後に「平和行進実行委員会」が毎年開催してきた集会で、今回で33回目になります。平和への願いを込めて折られた千羽鶴約18万羽を今年は2カ国(フィリピン・フィンランド)6団体へ送りました。

このとりくみは1990年からはじまり今年で34年目です。

積み上げられた折り鶴

はじめに原爆や戦争の犠牲者に対し黙祷。今井平和行進愛媛実行委員長は「ロシアのウクライナ侵略、核兵器による威嚇があっても核兵器禁止条約への批准国は着実に増えている。愛媛から海外へ核廃絶の思いをのせて折り鶴を届けよう」などあいさつ。

 

はじめに原爆と戦争の犠牲者を追悼し黙祷。

今井実行委員長あいさつ

今井平和行進県実行委員長があいさつし、続いて今年の平和行進の経過と成果などの状況について報告しました。

松浦さんが母の被爆体験などを発言

愛媛の平和行進の特徴の報告の後、「被爆者の体験を語る」として、広島で胎内被曝した松浦秀人さん(77)が母親の体験と戦後も世代をこえて体をむしばむ原爆の恐ろしさを語りました。「被爆時に周りには死体や重傷者が多数、医師も何もないなかで生者か死者かの判断しかできない状況。母はその光景を怖いと思わず、ただただ何もしてあげられなくてかわいそうと思いながら歩いた」「原爆被爆者が体験を語る場合に、あの日あの瞬間を思い出すことがどれほど苦しくて辛いか。しばらく夢に見たり、寝られなかったりする」「原爆の恐ろしさは巨大な殺傷力・破壊力にとどまらず、戦後も数十年体を蝕み、子や孫も蝕む不安がある非人道的兵器」「原爆と原発は双子の兄弟、核のない安心して暮らせる社会を」など話されました。

 

このほか、コープえひめ・新日本婦人の会・愛媛医療生協などから平和活動の報告がありました。

 

写真撮影の後、各団体へ送るために県内で集められた折り鶴と手紙を同封して箱詰めする作業を行いました。

箱詰めの様子

今年は県内の個人や団体が折った約18万羽の千羽鶴が集められ、「平和の使者」としてフィンランドとフィリピンの6つの反核平和団体に向けた発送作業が行われました。

 


実行委員会からの手紙を添えて、各国へ送付しました。

今年送ったものと昨年までの合計で、33か国97団体557万1千羽を贈りました。

7/30 愛媛県原爆死没者合同慰霊祭

再び被爆者をつくらない。若い世代へ被爆体験の継承を
7月30日(日
愛媛県原爆死没者合同慰霊祭
 

 

7/30(日)「被爆78年愛媛県原爆死没者合同慰霊祭」が松山市で行われ約100人が参加しました。県原爆被害者の会・原水禁松山市民会議・愛媛原水協三者が主催。

 

愛媛うたごえ協議会の合唱に続いて、追悼の黙祷を行いました。

 

主催者あいさつでは、原水禁原水協の代表があいさつ。

原水爆禁止松山市民会議・中村議長

原水爆禁止愛媛協議会・永瀬理事長

県原爆被害者の会会長の追悼のことばに続き、今年は愛媛県知事松山市長からの追悼のことばをそれぞれの代理の方が代読しました。広島市長・長崎市長からもメッセージが寄せられました。

愛媛県原爆被害者の会・田中副会長が代読

愛媛県知事の追悼のことば(代読)

松山市長の追悼のことば(代読)

高校生の平和祈念メッセージとして、松山東雲高校1年の西川さんが「戦争は昔のことではなく、世界では今この瞬間も日常を奪われている人がいる。私たちにできるのは、戦争体験者の言葉を聞いて想像し、多くの人に伝えていくこと」など発言。

高校生の平和祈念メッセージ

ながえ孝子参議院議員も来賓としてあいさつ。

参加者が献花を行いました。

献花

愛媛県原爆被害者の会・松浦事務局長



閉会あいさつで県原爆被害者の会松浦事務局長が「核兵器禁止条約の発効は核のない世界へ一歩踏み出した。再び私たちのような被爆者をつくらないために、生きている限り核廃絶に奮闘したい」と訴えました。最後に参加者で記念撮影を行いました。

記念撮影

 

7/8~9原水爆禁止四国大会in愛媛

「子どもの未来に核兵器原発もいらない」
7月8~9日(土日
原水爆禁止四国大会in愛媛

前川さんと愛媛からの参加者で

 7月8~9日「第69回原水爆禁止四国大会 in 愛媛」がえひめ共済会館で開催され、実参加45人とwebで24カ所58人が参加。


 オープニングは、愛媛合唱団青年部『Green Love Cantabile』による2曲のうたごえ。7/15~17にかけて『2023全国青年のうたごえ祭典inえひめ』が行われることもあり、平和の歌声を響かせました。

愛媛合唱団青年部GLC

 愛媛原水協の永瀬理事長が「大軍拡・大増税が進められれば社会保障が削減されていくような状況がある。核兵器禁止条約締約国会議への日本の参加へ、署名を集め積み上げよう」など開会あいさつ。

愛媛原水協・永瀬理事長


 続いて各県の報告がありました。

記念講演のようす

 記念講演は前川史郎さん(日本原水協担当常任理事)が「核兵器禁止条約に参加する日本へ変えよう~核兵器のない世界へ草の根の力で前進しよう」と題してお話いただきました。

前川史郎さん

 前川さんは自身の青年期の体験から原水協で働くようになった経緯から話し、いまの世界情勢や核兵器・禁止条約をとりまく情勢についても発言。「G7広島からの核抑止力論を公然のものとするメッセージに怒りの声をあげよう」「自治体での請願も広がっており、後戻りはしないという世論の流れがある」「核兵器の使用は、核の冬(気候変動)、飢餓(20億~50億人以上が餓死の可能性)、健康被害をもたらし、もはや地球全体の問題になる」「戦争は子どもに悪い影響を与えている、逆に戦争を止めたい気持ちも子どもに広がっている」「子どもの未来に核兵器原発もいらない」「日本でも世界でも国民の多数の声は核兵器禁止・平和」「核兵器のない世界に向けて一緒に頑張ろう」など話されました。

質疑応答のようす

 質疑応答では「街頭宣伝・署名では『核兵器は必要』と言ってくる人もいるがどう答えればいいか」に対して「原爆パネルを見てもらい、どう思うか逆に質問し本人に考えてもらう。写真は伝えてくれる、例えば既にあるいろんなツールを使ってみてはどうか」。

 「核兵器に反対する世界の声はどうなっているか」に対して「世界大会でぜひ現状を知って感じてほしい」との回答がありました。

 夜は交流会を行いました。

 

分科会のようす


 2日目は、2つの分科会「原発全面回帰を許さず脱原発を(12人)」、「ビキニ被災者のたたかいと日本政府は核兵器禁止条約の参加を(17人)」を開催。閉会集会でそれぞれ報告し、「四国から若者とベテランのチカラを合わせ、世界大会を成功させ、核兵器禁止条約に参加する政府へ転換しよう」などの特別決議を読み上げ、拍手で参加者一同で決議しました。

閉会集会

7/8~9原水爆禁止四国大会in愛媛のご案内

核兵器禁止条約に参加する日本へ変えよう
7月8~9日(土日
原水爆禁止四国大会in愛媛 案内

原水爆禁止四国大会in愛媛

 7月8~9日、第69回原水爆禁止四国大会in高知がリアル開催されます。久々に四国各県から集まって、大会を行います。
 
 講師は前川史郎さん(日本原水協事務局・『原水協通信』編集長)に「核兵器禁止条約に参加する日本へ変えよう」をテーマにお話しいただきます。
 2日目には分科会を開催します。
 
 参加について、まずは連絡先までご連絡ください。