愛媛を歩こう!国民平和大行進

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7/2愛媛大学「平和学」でNPT再検討会議報告!

愛媛大学「平和学」に平和行進登場
7月2日(木)
愛媛大学でNPT再検討会議要請行動の報告

 7/2愛媛大学で行われている「平和学」で、平和行進の紹介とNPT再検討会議参加者がレポート報告を行いました。
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 今年4月のアメリカ・ニューヨーク等でのNPT(核拡散防止条約)再検討会議には、日本から1500人以上、愛媛からは15人が市民要請団として参加しました。
 そのうちの1人の参加者が、愛媛大学卒業生でもあるので、平和学の時間を少しいただいて、NPT行動の内容とそこでの行動で感じたことなどを話しました。
 平和行進が60年続いており、今年も愛媛の全自治体を訪問し行進することなどの趣旨説明を行い、「青い空は」の歌も学生と一緒に歌いました。

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 NPT再検討会議要請行動の報告のなかで、ニューヨークでの行動では、633万筆以上の署名を届けたことで、アンゲラ・ケイン軍縮担当上級代表と核不拡散条約(NPT)再検討会議のタウス・フェルキ議長から、「この署名が核兵器廃絶の後押しとなる」など、署名が力になることを実感したと発言。

 またニューヨークの街頭で署名を訴えたことや「はだしのゲン
」の紙芝居を演じ、通行人が立ち寄って見物し「すばらしかった」との感想と、「これはフィクションですか?」と聞かれ、「このなかで描かれたことは事実を基にしている」と伝えたことを報告。「やはりアメリカでは核兵器の被害が知られていないと感じた」一幕がありました。

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 その他、ネバダの核実験場を見学したことも報告。入ってすぐ、核兵器を誇るようなモニュメントがあることに日本から来た身としては違和感を感じ、広大な実験場内にそこかしこに実験のクレーターが残っており、セダンクレーターというセダン核実験の際にできたクレーターには近くまで行き見学。この実験では「核兵器の平和利用」という目的で、例えばパナマ運河などを核兵器で掘削的に使うなど、「そうした目的で使用できないかの実験として行われた」と聞かされ、実験の結果は放射能汚染がひどすぎ、実現には至らなかったとの話があったそうです。

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 あらためて、アメリカでの核兵器の核抑止力論の強さと被ばくの実態がほとんど知られていないこと、そして被爆地を訪れ、資料などを見た市民がアメリカなどでも核兵器反対の運動に立ち上がっていることを知り、今回のNPT再検討会議で提案された「被爆地訪問」が大変意味のあることだと感じたなどの話も出されました。
 
 市民社会の署名や運動が核兵器廃絶の力に、後押しになることを実際に感じた要請行動だったと報告をしめくくりました。