核兵器の廃絶めざす平和行進が始まります
原水爆禁止国民平和大行進が今年も始まります
核兵器の廃絶を訴えて日本全国を歩く国民平和大行進が今年も始まります。愛媛コースは5月19日からスタート。愛媛県実行委員会では、要請内容や日程について相談を重ねています。平和行進は、核兵器の廃絶を願う人なら誰でも参加できます。核兵器のない世界をめざして、いっしょに行進しませんか?
世界には今もなお1万9千発の核兵器が存在しています。イランや北朝鮮など、核兵器の開発を進めようとしている国があります。しかし、国際社会は核兵器をなくす努力を続けています。今年、ノルウェー政府の主催で開かれた、「核兵器の被人道性に関する国際会議」には、日本を含む120カ国以上の政府、国際機関、NGOから550人が参加。日本被爆者団体の方の「核の非人道性を議論するには、被爆者の体験を出発点にしなければならない」との発言は大きな共感を呼びました。日本からの政府代表団の一員として日本被団協の田中事務局長が出席し、「核の非人道性を議論するには被爆者の体験を出発点にしなければならない」と発言し大きな共感を得ました。国際社会は、各国の合意の積み重ねで、これまでにも対人地雷や無差別破壊兵器を禁止してきました。核兵器をなくすことは可能です。
日本では、自治体の9割が非核宣言を行い、2020年までに核兵器廃絶をめざす平和市長会議には7割を超える1,276自治体が加盟しています。愛媛県では、全ての自治体が非核宣言を行い、平和市長会議へも全ての自治体が参加しています。「核兵器全面禁止のアピール」に賛同した首長・議長は1,035自治体、1,953人に広がっています(愛媛は11市町長1議長)。原爆の実相を伝える原爆パネル展の開催は昨年、県内7市12会場で開催されました。核兵器廃絶を訴える草の根の世論と運動は日々前進しています。世界で唯一の被爆国であり、憲法九条や非核三原則を持つ日本が、世界の平和と核廃絶のために役割を発揮する時です。
(1)日程・コース
①5月6日(月)東京・夢の島、5月6日(月)北海道・礼文島、5月8日(水)和歌山県、5月7日(火)香川県の出発を皮切りにスタートします。終結日は、東京=7月25日(木)、広島=8月4日(日)、長崎=8月6日(火)。コースは、これまでと同じ全国11幹線コースで実施します。
②四国コースは、5月7日(火)高松市を出発して愛媛に向かう「北四国コース」と鳴門市を出発して高知に向かう「南四国コース」に分かれます。「北四国コース」は5月19日(日)香川から愛媛へ引継ぎ、6月2日(日)愛南町の行進で終了となります。「南四国コース」は5月19日(日)徳島から高知へ引継ぎ6月7日(金)に終了します。これで四国コースは集結し、8日(土)~9日(日)、高松市で開催される第59回四国大会の成功をめざします。
(2)主催・名称
各市町、ブロック、郡などの地域実行委員会
②名称-「2013年原水爆禁止国民平和大行進四国コース」とします。
(3)スローガン
<メインスローガン>
◇核兵器の全面禁止を求めてともに歩こう!
◇「核兵器全面禁止のアピール」署名を国連へ届けよう!
広島・長崎の被爆者、世界の核被害者と連帯しよう!
◇原水爆禁止2013年世界大会をともに成功させよう!
<サブスローガン>
◎伊方原発の再稼働に反対!
◎被爆者と連帯し、国家補償実現をめざそう!
◎戦争法の具体化に反対し、協力しない決議を職場、地域、議会で上げよう!
◎「おこりじぞう」など被爆の実相、体験を愛媛の子どもたちに伝えよう!