愛媛を歩こう!国民平和大行進

核兵器のない世界をめざして、一歩でも二歩でもご一緒に歩きましょう!

6/3愛南町・宇和島市で要請・行進

「ロシアの蛮行許されない」「日本政府は核禁条約に批准してほしい」
6月3日(金
愛南町宇和島市で要請・行進
 

愛南町要請参加者全員で
 6月3日、愛南町宇和島市で要請、宇和島市では行進も行いました。愛媛での自治体要請は最終日となりました。

 愛南町には6人が参加。愛南町は清水雅文町長に対応いただきました。

愛南町長へ要請書を手渡す
 清水町長へ要請書を手渡し、パンフレットも使って要請内容を説明しました。
 
 まず清水町長とウクライナ情勢が話題になり、ロシアが核兵器使用の可能性を見せて脅していることや原発施設が標的になったことも話題となり、「核兵器をなくす運動をしている私たちとしては決して見過ごせない事態だ」と話し、町長も「全くそのとおりだ」とうなずいていました。

 

愛南町での要請のようす

参加者から「先日、大学の先生の講演を聞いた。昔から、大国はまわりに小国があると、自分のものにしたいという欲望にかられるものだ。世界中でそんな間違いを抑えていかなければいけない。という話で、なるほどと思った」と話すと、清水町長は「弱い者いじめだね。日本人は家族思い、ふるさと思いが強いところがある。ロシアのプーチンはどうかしている。自分だけよかったらいいという感覚。ロシアの蛮行は許されないことだ」。

  別の参加者が「ロシアは特別軍事作戦といっているが、日本も満州へ攻めていった時は戦争と言わず、事変といった。似たようなことが繰り返されている」。他の参加者からも「歴史に学ぶことが大切だ。子どもたちに今のロシア・ウクライナの戦争をどう教えるか、親や先生も悩むところ。絵本や映画やパネル展で過去に学ぶことは効果があるし、山口さんの作られた愛媛にゆかりのある『おこりじぞう』など原爆をテーマにした映画などを教材に、いろいろな機会を設けて学習に取り入れてほしい」と話しました。

 

愛南町からペナント・募金をいただきました

 ペナント・募金にもご協力いただき、町長室で先頭幕を持って「一歩行進」。

愛南町舎から行進

 玄関前でも少しだけ歩みました。

 
 
  宇和島市には3人が参加、宇和島市からは総務企画部長と議会事務局長ほかの3人が対応しました。

宇和島市要請参加者全員で
  要請書を渡して主旨を説明、そのあと参加者と懇談へ。
 

宇和島市での要請のようす
 宇和島市からは「私(総務企画部長)が広島出身でもあり、3年連続平和公園へ行って手を合わせた。山口さんのお話にあった『千羽鶴』の『原爆の子の像』も知っている」「『日本政府の核兵器禁止条約への批准』、これは確かに日本政府にはしていただきたい。しかし批准国はアフリカなど小国が多く、大国や核保有国の批准はほとんどないので、そこらへんからも日本は批准しにくい状況なのだろうか」「自衛官募集の協力では、平成30年豪雨災害で自衛隊にはものすごくお世話になった。吉田病院では水が出なくなり夜通し給水となってどうなることかと思っていたところへ自衛官が来て給水してくれた。法律の範囲内ならできるだけ協力したい」「松山空港の進入管制権は、なぜ松山だけ米軍下なのか不思議だ。オスプレイ飛行のことも含め県から要請もしている。米軍機飛行目撃情報は、令和元年2年ごろに比べて最近は少ないが、県全体としてはまだまだ多いし飛ばない方がいいので今後も注意して見ていく」「原発は、ない方がいいとは思うが、エネルギー事情から慎重な議論が必要と思う」「憲法9条では、父が入院した時、戦後の貧しかったことを思い出すようで、しきりに入院費用の心配をしていた。世界の歴史を見れば戦争のない時期はとても少ない。その少ないところへ生まれて生きてこられたのは幸せなこと。平和を大事にしたい」などコメントがありました。

 議会事務局長からは「『ロシアのウクライナ侵攻に厳重に抗議する決議』を3/9の議会で採択。また有志でウクライナ支援をしている」との話がありました。

 

 参加者から「20歳頃、市立病院の労働組合原水爆禁止の運動を知った。昼休みに署名や募金を集めた。和霊(神社)さんで傷痍軍人が募金をしていて、私たちは原水爆禁止の募金をした。夫も同じくそういうことをしていて、一緒に平和運動にはずっとかかわってきた。今のウクライナをみるとつらいがかつての日本はもっと大変だったと思う。平和が一番」「81歳になり、これまで生きてきた中でも世の中の動きがとても速いと思う。イギリスのエリザベス女王在位70年を祝っているけれど、イギリスが植民地で繁栄したことや大英帝国など、今は全く否定されていること。今常識だと思っていることもいつか覆るかもしれないし、今はとても可能性がないようなことも100年先には世界の常識となるかもしれない。SDGsだって、大きい動きにはならないと思っていたのに急に行政や大企業もみんな動き出した。私たちの要求もいつか必ず叶うと思う」「宇和島は、空襲を語る会などもあり、空襲の被害者の体験を聞く機会が多く持てた。世の中の動きに対して敏感に危機感を持つことが大事だ」と想いを伝えました。

 

宇和島市からペナント・募金をいただきました

 ペナント・募金にもご協力いただきました。宇和島でも要請のあとにみんなで先頭幕を持って「一歩」歩みました。県と20市町、合計21要請先すべてで参加者全員での「室内一歩」を行うことができました。

 

宇和島市で折り鶴を受け取る

 また、参加者から折り鶴を受け取り、宇和島市庁舎前を9人で手を振り「平和行進でーす」と声をあげ、わずかながら行進することができました。

「こんにちは~平和行進でーす」