愛媛を歩こう!国民平和大行進

核兵器のない世界をめざして、一歩でも二歩でもご一緒に歩きましょう!

原水爆禁止世界大会in長崎に参加して

8月7~9日(水木金)原水爆禁止世界大会in長崎が開かれ、約5000人が参加。

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7日開会・閉会総会ともに核兵器廃絶、核兵器禁止条約の発効に向けて、日本と世界の代表らが発言。田上長崎市長は「核兵器廃絶への情勢は厳しいものがあるが、原点である市民社会の力、草の根の力が大事となっている」など発言があり、平和行進団もアピール。全国から集められた賛同ペナントも紹介されました。

 

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7日夕方には全労連青年部などが主催する青年企画「Ring! Link! Zero 2019 in Nagasaki」も行われ、被団協の田中煕巳さんと北海道の平和活動について青年がトーク。会場の青年も質問や問題提起に応えての意見を発言するなど、平和や核兵器廃絶への意見が交わされました。

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8日は多数の分科会が行われ「非核平和の自治体づくり」へ参加。稲嶺進・前名護市長が参加され、那覇市長選挙の官邸総がかりの異常な選挙や沖縄辺野古新基地建設が沖縄だけの問題でなく全国の問題、さらに地方自治の問題であること。「子どもたちの未来のためにどう行動し判断するのか」が判断基準ではないかなど発言がありました。

その他、岡山県美作原水協津山市と一緒になっての平和のとりくみの報告があり、続いて全国の参加者が自治体での平和行政の状況と課題について発言。ヒバクシャ国際署名、非核平和都市宣言、米軍基地、核兵器禁止条約での請願、平和の展示、自衛隊への名簿提供など多彩な取り組みと課題について発言がありました。

 

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分科会後に自治労連主催の「第42回自治体労働者平和のつどいin長崎」に参加。

自治労連猿橋委員長、長崎自治労連佐藤委員長のあいさつの後、林田光弘さん(ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダー)の講演がありました。

27歳の林田さんは長崎出身で被爆3世と自己紹介し、「誰にでも伝わる言葉を心がけたい」と冒頭に発言。「8月のこの時期に長崎に来て、特にその良さに触れてもらう。そしてこれが奪われたということを知ってほしい」「今は『強くて脅せる便利な核兵器』という認識もあるが、被害者が壮絶な人生を送る兵器だというリアリティを持てば使うことはできない。その根拠が『被爆体験』、それを聞いた人も含めた国内外のいろんな人の声が必要」「核の傘核抑止論は国家が常識の範疇にある場合の理論。そうではない人らが核兵器を持った時には通用しない理論」「世界の終わりが先か、核廃絶が先か。やはり廃絶以外にない」「直接被爆だけでなく、生き残った人がどういう人生を歩んだのかの視点で被爆体験を聞き、あなたが伝えてほしい」など力強く話されました。

愛媛からも報告があり「自治労連四国ブロック反核ライダー・反核へんろ」のとりくみについて報告、三浦市職労の「みうらピースデー」、自治労連福島県本部の「原発事故から8年 福島の自治体と住民」の報告がありました。

 

9日には、「長崎市職員原爆犠牲者慰霊献花行動(長崎市職員互助会主催)」に参加し、全国の参加者と共に献花を行いました。

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9日世界大会閉会総会では、世界からの代表参加者の意見表明や全国の取り組み報告などもあり、決議「長崎からのよびかけ」を採択。「核兵器をなくそう」「わたしは○人分の『ヒバクシャ国際署名』をニューヨークへ届けます!」の用紙を参加者が持ってアピールし、核兵器廃絶への決意を確認しあいました。

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