愛媛を歩こう!国民平和大行進

核兵器のない世界をめざして、一歩でも二歩でもご一緒に歩きましょう!

原爆症認定愛媛訴訟の原告、井上サチ子さんを支援しよう!

原爆症認定基準の再改定と原告全員認定で全面解決を!

 5月28日仙台高裁で、同月30日大阪高裁で、いずれも全員認定の勝訴判決が下されました。原告団や被団協は6月3日から「上告するな」と厚労省前で座り込みや国会請願、パレードを行いました。
 舛添厚生労働大臣原告団との面談も実現しました。愛媛からは、原告の井上サチ子さんご夫妻と支援する会の事務局長、松浦秀人さんが参加しました。

イメージ 1

6月5日の舛添大臣との面談に、井上サチ子さんは原告団代表9人の一員に選ばれ、面談後には大臣と握手を交わしました。同大臣は、「両高裁判決は重く受けとめる」「福田総理に伝え、総理の判断を仰ぐ」「朗報をお届けすべく努力する」と表明しました。(写真は大臣と握手する井上さん、手前に松浦事務局長。)

イメージ 2

↑約200人で国会請願パレード。衆参の議員面談所では、与野党の全政党から議員さんが拍手で出迎えてくれました。

イメージ 3

原爆症認定集団訴訟の全面解決を求めて、原告・被爆者、厚生労働省前で座り込み。(マイクを持つのは、山本原告団長。)

イメージ 4

厚生労働省前での座り込み。マイクを持ち訴える井上さん。 


 以上、原爆症認定愛媛訴訟を支援する会会報「媛折鶴」を参考にさせていただきました。
                          (写真提供 村田未知子さん)

6月10日、国は上告を断念!
しかし、仙台・大阪以外は裁判続行
現在提訴している305人の原告すべてを「原爆症」と認定し、訴訟の全面的な解決を!
舛添厚生労働大臣は、10日、閣議後の記者会見で、国側が敗訴した先月末の仙台、大阪両高裁判決について、最高裁への上告を断念すると正式表明しました。しかし、政府は全国15地裁、4高裁で続いている裁判については「他の高裁の判断を仰ぐ」として、さらに争う姿勢です。305人の原告のうち、すでに50人が亡くなり、原告・被爆者には一刻の猶予もありません。日本原水爆被害者団体協議会、全国原告団弁護団連絡会では、305人全員をただちに「原爆症」と認定することと、被爆者の中に新たな線引きを持ち込んだ「原爆症認定新基準」の見直しを求めて闘っており、世論と運動の広がりが求められています。